虫歯と一口に言っても、進行度合によって痛みや治療方法が大きく異なってきます。
出来るだけ軽い段階で治療を行なうことで、治療にかかる時間や費用を軽減することができます。
少しでも歯に痛みや違和感を感じた場合は、放置せずに早めの検診が必要となります。
初期の虫歯(C1)
症状
歯の表面のエナメル質が溶け、茶色や黒くなった最も軽度の虫歯です。
痛みが出ることはほとんどありませんので、虫歯と自覚しにくい段階です。冷水などがしみることがあります。
治療方法
フッ素塗布やブラッシングなどの予防対策から再石灰化を目指し、健康な状態に戻します。
中期の虫歯(C2)(前歯部)
症状
エナメル質の下にある象牙質まで達した虫歯です。
食事の際に患部の歯がしみたり、強く歯を食いしばると痛みを感じるなど、神経に刺激が伝わることで痛みの症状が出ます。
この状態になると初期(C1)に比べ、虫歯の進行が一段と早くなります。
治療方法
虫歯を削り取って白い詰め物で治します。
中期の虫歯(C2)(臼歯部)
症状
エナメル質の下にある象牙質まで達した虫歯です。
食事の際に患部の歯がしみたり、強く歯を食いしばると痛みを感じるなど、神経に刺激が伝わることで痛みの症状が出ます。
この状態になると初期(C1)に比べ、虫歯の進行が一段と早くなります。
治療方法
虫歯を削り取って銀歯を詰めます。
後期の虫歯(C3)
症状
歯髄まで達した虫歯です。
歯髄が炎症を起こし、歯髄の中の神経を圧迫することで常に痛みを感じるようにもなります。虫歯による穴から雑菌が入り込み、顔が腫れあがる恐れもあります。
治療方法
虫歯を削り取って銀歯を被せます。